地球がある銀河系の中で、太陽とほぼ同じ大きさの星が「スーパーフレア」と呼ばれる巨大な爆発現象を起こしていることが分かり、観測を行った京都大学のグループでは、太陽でこの現象が起きる可能性について詳しい研究が必要だとしています。

京都大学の研究グループは、人工衛星を使って銀河系の中にある太陽と温度や大きさがほぼ同じ8万個の星について、光の強さの変化を3か月間観測しました。
その結果、太陽フレアと呼ばれる太陽表面の爆発現象よりも100倍から1000倍、規模の大きな「スーパーフレア」という爆発現象が148個の星で合わせて365回観測されたということです。研究グループでは、もし太陽でスーパーフレアが起きれば、強いエネルギーのさまざまな粒子が地球に降り注ぎ、世界各地で停電や通信障害が起きるおそれがあるほか、飛行機に乗っていると深刻な放射線被ばくの危険もあるとしています。
京都大学附属天文台台長の柴田一成教授は「これまで太陽ではスーパーフレアが起きないと考えられてきたが、今回の観測で起きる可能性があることが分かった。さらに詳しい研究が必要だ」と話しています。
研究成果はイギリスの科学雑誌「ネイチャー」に掲載されます。(NHK)
携帯電話会社最大手のNTTドコモは、この夏向けの新商品として、操作を簡単にし、利用料金も安くした、高齢者専用のスマートフォンを発売することになり、スマートフォンを巡る販売競争はさらに激しくなりそうです。



NTTドコモは16日、この夏向けの新商品発表会を開き、この中で初めて高齢者専用のスマートフォンが登場しました。
表示を大きく分かりやすくしているほか、誤操作を防ぐために、タッチパネルの表示をしっかり押さないと反応しないようにしています。
利用料金も、使えるアプリ=ソフトを制限するなどで、通常のスマートフォンよりも4割近く、金額で2500円安くして、ひとつきで4075円から利用できるようにしています。
記者会見で、NTTドコモの山田隆持社長は、「使いやすいものをどんどん取り入れ、シニア層の拡大を目指したい」と話していました。
NTTドコモは、アップルの端末を販売するKDDIやソフトバンクに販売競争で遅れをとっており、高齢者用の端末を先駆けて投入し、契約者のすそ野を広げるねらいで、今後、スマートフォンを巡る販売競争がさらに激しくなりそうです。(NHK)
ロンドンオリンピックの予選を兼ねて中国で開かれているボクシング女子の世界選手権は、ミドル級の3回戦が行われ、タレントの「しずちゃん」こと、山崎静代選手は、ドイツの選手に敗れ、オリンピックへの出場は難しくなりました。
ボクシング女子のロンドンオリンピックの出場権は大陸ごとに割り振られ、ミドル級の山崎選手は、アジアに与えられた1つの枠を目指していました。
山崎選手は15日の3回戦で、試合開始直後から相手選手に攻められ、第1ラウンドだけで3回のダウンを奪われたため、レフェリーが試合を止め敗れました。
ミドル級は、3回戦を終えてベスト8が出そろい、このうちアジア勢では中国とカザフスタンの合わせて2人の選手が勝ち進みました。
このため、山崎選手はこの大会のアジアのトップの選手に与えられるオリンピックの出場枠を逃し、ロンドンオリンピックに出場することは難しくなりました。(NHK)
仏文学者の篠沢秀夫さん(78)が15日、東京都内で開かれた日本文芸家協会の集まりで講演した。難病で声を失った篠沢さんだが、かつての声を合成して文章を読み上げるコンピューターソフトを用いて、闘病の思いなどを語った。
「これからも前進、前進、また前進」。事前に自らパソコンで用意した原稿が、かつてクイズ番組でおなじみだった「篠沢教授の声」で読み上げられた。篠沢さんは2009年に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され、のどに人工呼吸器を付けたため話せなくなった。昨年、音声ソフトの技術者らと出会い、出演したテレビ番組のテープから声を集めた。この日は車いす姿で登場した。
講演を終え、篠沢さんは「僕の話を真剣に聞いてくださって感激でした」と謝意を来場者に伝えた。このやりとりではソフトの操作者と筆談。その内容がソフトに入力され、「声」になった。(asahi.com)
<連動したら巨大地震>
富士山直下に長さ約30キロの活断層が存在することが、文科省や東大地震研の調査で分かった。活断層が動けばM7クラスの大地震が発生し、富士山が“土砂崩れ”を起こす危険があるそうだ。恐ろしいことに、この活断層と、付近にある静岡県小山町から神奈川県小田原市に至る松田断層帯とがつながっている可能性があるという。富士山直下の活断層と連動したらさらに巨大な地震になりかねない。
しかも、北米プレートと太平洋プレートの境界付近で発生した東日本大震災を機に富士山周辺に不気味な兆候がある。何人もの専門家が、噴火の時期は“秒読み”と警告しているのだ。富士山が北米プレートなど3つのプレートの交点に位置していることが関係する。
琉球大名誉教授の木村政昭氏(地震学)はこう言う。
「東日本の大地震で三陸はプレートが割れてストレスが取れたが、静岡の富士山周辺から南にかけてはストレスが残っています。いまだに富士山はプレートに押されている状態で、マグマが刺激されている。いつ噴火を起こしてもおかしくないのです」
富士山の噴火が活断層を刺激するという見方もある。
地殻変動解析を専門とする元前橋工科大教授の濱嶌良吉氏はこう話す。
「伊豆半島が北上し続けているため、富士山が押されてストレスがたまっています。いつ噴火してもおかしくない。噴火や、富士山周辺で地震が起これば、松田断層帯だけでなく、周囲にある柏崎―千葉、糸魚川―静岡など数カ所の断層の連動があり得ます。それが時間を置かず起こると考えられるため、対策が必要です」
噴火と活断層。その両方が動いたら……。富士山は要注意スポットになってきた。 (日刊ゲンダイ)